日本の中の異文化

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従兄が住む福井県

随分と昔の話ですが私の一番大好きな一回り年上の従兄が近くに住んでいたのですが、ある日突然に家を出てしまいました。
余りにも突然の出来事で一体何があったのだと大騒ぎになった事がありました。
行き先が解らずに心配していたのですが福井県にいると連絡があった時には胸をなでおろしたものです。
その従兄が福井県に移り住んで15年以上になります。
時折、従兄は実家に戻って来るのでその度に会いにいって近況報告やたわいないおしゃべりに時間が過ぎるのも忘れてしまう時があります。
その会話の中で従兄は私の知らない福井県の事を話してくれます。
冬は雪が大変多く自動車で職場に行くのは不可能で職場の送迎バスに迎えに来てもらうそうです。
雪の量は半端ではなく何日も解けないと聞きます。
雪国は北海道や東北をイメージしていましたが意外にも車で行く事の出来る範囲にそんな雪国があるとは今まで思った事がありませんでした。
雪が多い為に冬場も湿度が高くて福井の女性は肌がきめ細かくとても綺麗だそうです。
実家にかえってくると部屋の中が乾燥して肌がかさかさするとも言っています。
食べ物もとても美味しく海が近い為買って来てくれた事がありますがとても上品な味でした。
従兄が買って来てくれるお土産で私が一番気に入っているのは焼きサバ寿司です。
亡くなった母がサバ寿司が大好物で何かお祝い事があるたびに作っていたのですがサバのギラギラした青い背と生臭さが苦手でした。
折角、作ってくれたのにと思いながら私は殆んど口にする事がありませんでした。
サバ寿司は苦手なのですが塩サバが結構好きで家でも良く食べます。
従兄が焼きサバ寿司をお土産に買ってくれた時に食べられるだろうかと少し心配だったのですが香ばしい焼き色が付いて結構美味しそうでした。
焼いたサバと寿司飯が合うのかも疑問でしたが絶妙なバランスであっと言う間に平らげてしまいました。
それ以来、従兄は私の為に毎回焼きサバ寿司をお土産に買って来てくれます。
従兄から福井県の話を聞く度に私の頭の中は行った事のない福井県の事で頭が一杯になります。
一度、遊びがてらに従兄の家に行くついでに福井県に旅行してもいいかなと思っています。
福井県では東尋坊に行ってみたいと思っています。
自殺の名所とも言われていますが一体どんな絶壁なのか見てみたいものです。
上から見ると怖くて足がすくむと聞きます。
そこから飛び込んで自殺する人が多いらしいのですが飛び込む時の勇気があれば、その勇気で寿命を全うするまで生きる勇気もあるはずだと思う事があります。

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